~麻子さんのコミトレ日記の実践~
自分の既成概念に気づき、自分と相手をともに活かす交流をめざす
『セルフカウンセリング』を普及するNPO法人です。
子育てのイライラを何とかしたいと思っていた私はセルフカウンセリングの教室に参加することにしました。
教室の先生は「子育てのイライラを解消するためにとっておきの方法がありますよ。
コミトレ日記で毎日の子育ての場面を書いてみませんか?」と言いました。
コミトレ日記とはセルフカウンセリングの方法を用いたコミュニケーション・トレーニングをするための日記のことです。
私は先生の言葉に半信半疑に思いながらも、コミトレ日記をつけてみることにしました。
一週間つけてみると、土曜日と日曜日に書かれている量が他の曜日に比べて格段に多いことに気づきました。
そこに書かれていたのは主人に対する不満ばかりでした。
主人に対するウップンがたまっていることにビックリしました。
【麻子さんの、ある土曜日のコミトレ日記】
(状況)
主人は午前中ずっと寝ていた。
私が昼過ぎに起こすと不機嫌そうな顔をして起きてきた。
昼食を食べ終えるとゴロ寝をしてテレビを見始めた。
(私がココロの中で思ったこと)
私は〈この一週間キツかったのはわかるよ。
でも一日中ゴロゴロしていることないじゃん!
お昼過ぎに起きて、昼食を食べて、それからまたゴロ寝なんて信じられない!
休日くらい、家族で楽しく過ごしたい。
こんなにいい天気なんだから。
散歩しながらおしゃべりしたっていいじゃん。
このまま日が暮れたら、いつもと全く同じじゃない。
これじゃあ休日の意味ないよ〉と思った。
コミトレ日記を読み返しながら、〈寂しかったんだね〉と自分自分にココロの中で話しかけていました。
主人に不満を感じていたのは、寂しさを主人にいやしてほしかったからなんだなと改めて気づきました。
子育てのイライラの原因は主人への寂しさだったことに気づき驚きました。
〈そうだよね。普段こんなに頑張っているんだもの。休みの日くらいホッとしたいよね〉と
ココロの中で自分自身にささやくとココロがふわっと温かくなっていくのを感じました。
日記に自分の素直な気持ちを書くことで、ありのままの自分の気持ちをそのまま主人に話したくなってきました。
〈主人に自分の寂しい気持ちを話してみようかな〉
今までよりもリラックスして主任と向き合うことができるような気がしています。
(セルフ・カウンセリングは商標登録されています。)