― 若者の心に響くセルフカウンセリング ―
自分の既成概念に気づき、自分と相手をともに活かす交流をめざす
『セルフカウンセリング』を普及するNPO法人です。
今、若者の間で、昭和ロック界のヒーローである『ビートルズ』がブームになっているそうです。
①曲の歌詞が分かりやすいこと、②曲のイントロがないことが、今の若者が好む曲の作り方とマッチしていることが人気の理由だそうです。
ビートルズは1960年代から1970年にかけて活動したイギリス・リヴァプール出身のロックバンドです。
特にジョン・レノンの曲は、シンプルな歌詞でありながら、現代社会に対する強いメッセージが感じられることで人気が高いそうです。
物事の本質を掴んでいるものは、時代を超えて人々の心に響くものを持っているのだと思いました。
セルフカウンセリングも若者の心に響くものがあります。
通信制のNHK学園高等学校には選択科目として「セルフ・カウンセリング」が設けられています。学生に好評であると聞いています。
高校生は、セルフカウンセリングの理論学習からスタートします。
最初に自分の生きてきた歴史、積み重ねてきた経験(自己形成史)を振り返り、『自己評価の試み』や『自己評価不安』について学ぶことになります。
『自己評価の試み』や『自己評価不安』はセルフカウンセリングの理論の中核になる事柄です。
セルフ・カウンセリングを学んでいる高校生の心に、この理論がとても響いていることが伝わってくるそうです。思春期のまっただ中で、これから社会に出て行こうとしている高校生にとって、セルフ・カウンセリングの理論はまさに、彼ら自身が心から求めている内容だったようです。
セルフカウンセリングの原形は1969年頃に渡辺康麿氏によって創られました。理論は、この原形が創られた頃から全く変わっていません。
ビートルズとセルフカウンセリングは、ジャンルは全く異なりますが、強いメッセージ性、独自性、普遍性を持っているという点で共通しているように感じられます。
さらに若者の心に響くという点でも共通しています。
今年は、新型コロナウイルスによって、現代社会で当然と思われてきたものが足元から崩れ落ちるような経験を、私たちはしました。
それによって、私たちは“不安”を自覚するようになりました。
“不安”を感じる時代だからこそ、ビートルズとセルフカウンセリングがこれからの社会に強く求められるように思います。
令和2年から令和3年になろうとしている今、ビートルズとセルフカウンセリングによって、人々の心が癒されていくことを心から願っています。
良い年をお迎えください。
(セルフカウンセリングは商標登録されています。)