【活動報告_2023年5月18日実施】拓殖大学商学部国際ビジネス学科にて社会人基礎力向上セミナー「セルフ・カウンセリング

<書くパート>

シチュエーションワークに取り組みます。

架空の社内でのやり取りを例に挙げて、自分だったらどんなふうに感じるのか、なんと返事をするのか、

想像を巡らせてシートに記述します。

こんな依頼されたら・・・「絶対に無理でしょー」「断るよね」「いやいや、断れないでしょ・・・」など、

それぞれが未来の自分に想いを馳せ、その場面に自分を重ねていたようです。

<話すパート>
さあ、自分の記述を発表し合います。
「ちょっと無理」な依頼をして来た先輩に対して、内心どんなことを思い、どんな回答をしたのでしょうか。
「引き受ける」「断る」の他、「先輩のニーズをくみ取りつつ、新たな提案」をしている光景も見られました。

この講義では、「自分の発言を俯瞰してみる」ということと
「コミュニケーション不一致が起きた」という現象のとらえ方をトレーニングしています。

そして、今日のメインテーマに進みます

＜　伝え方3か条　＞

コミュニケーションをとる上で、とても大切な3か条

「受けとめ・伝える・提案する」

受けとめてるつもりだけど・・・伝え方のコツは？提案するってどうやるの？？
突然この3か条を見せられても、みなさんきっと混乱すると思いますが、
前段階の「自分の発言を俯瞰してみる」「コミュニケーション不一致が起きた」このワークをする事で
見えない「気持ち」に心を落ち着かせて取り組むことが出来るようになります。

90分の講義もあっという間に終盤です。

本日の成果

新たな回答の発想が出来たということ

普段何気なく交わしている場面（やり取り）を切り取ってのワークに何気なく過ごしている所を一つひとつ立ち止まり、

受けとめ、考え、回答する作業はとても疲れたかもしれませんが、熱心に取り組まれた素晴らしい時間でした。

自分の気持ち、相手の言葉、それぞれをつなぐ提案（新たな回答の発想）が、相手との関係に行き詰ったときに

必ずご自身の助けになってくれると願っています。

近い将来、社会へ出て活躍される折には、ぜひ、今日の事を思い出して、ご自身のコミュニケーションに

お役立ていただけたらと思います。

長尾素子教授、学生の皆様

素晴らしい取り組み、貴重な時間をどうもありがとうございました。

当法人では、就職活動中の学生や企業の新人研修、部下を持つ管理職向けの研修など、ステージに合わせたトレーニングを実施しております。

登壇講師（協会専任講師）　：　宮澤奈美江　

セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニング専任講師として、コミュニケーション・トレーナー認定の審査員および、トレーナー実習時の研修講師も務める。淑徳幼児教育専門学校における、コミュニケーション講座、企業の新入社員研修、管理者研修、就活生のためのコミュニケーショントレーニング、中高生のグループディスカッション指導法研修会など、多数の講座を担当。穏やかで優しい語り口と、的確な指導で好評を得ている。