
セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。
渡辺先生は「セルフ・カウンセリング」を土台として、更に「セルフ・ヒーリング」と「コミュニケーション・トレーニング」の学びを創って下さいました。 私が「セルフ・カウンセリング」に続いて「セルフ・ヒーリング」を学び始めたいきさつと、それによって生まれた気づきについて書いてみたいと思います。 (10年以上前の発表原稿に、多少の補筆・修正をしています)
セルフ・ヒーリングを学んで気づいたこと(3)
更に、具合が悪い時の記述を読み返してみました。
すると、具合が悪くなる自分の体に対して、私は何てだらしないんだろう、何てダメな自分だろうと、
マイナスな思いを心のセリフに表現している事に気づきました。
この思いを洞察すると、
私 → 私の体 (感情)不甲斐ない感じ (欲求)もっと丈夫であってほしい
私 → 私自身 (感情)不安 (欲求)もっと丈夫な体になりたい
と表現されました。
自分に対する欲求の更に奥には、
<もっと元気で働きたい>
<もっとちゃんと仕事をしたい>
というように、より良い自分でありたいという“自己評価欲求”がある、と思いました。
その欲求が叶わなくて、私は、こんなに不満や不安を持っていたんだ、と言う事に気づきました。
私は今まで、自分の体を、自分の欲求を叶えるための手段としてしか考えていなかったんだな、という事に気づきました。
今まで、私は自分の体を本当に粗末に扱って来たんだなあ、と思いました。
私は初めて自分の体の“痛み(不具合)”を、共感をもって感じ取ることができました。
<ここまで私の為によく頑張ってくれたね。本当に有難う。
何十年も頑張って来たんだもの、少し位不具合が出ても当然だよね。
出て来ても良いんだよ>
と思いました。
又、今までの健康法は、自分の体を無理やり、昔の若い時の健康な体に戻そうとしてムキになっていたのではないか、という事にも気づきました。
これからは、今ここにある、この私の体の声に耳を傾けようと思いました。
私の症状は、私の体の中の不具合を、私に伝え、教えてくれる、体からのメッセージなんだ、と初めて気づきました。
「症状が出てきたら、『よく出て来たね』と声をかけてあげて下さい」と
言われた言葉の意味が、この時初めて心に沁みてよく分かり、深く胸に刻まれました。
これからは、自分の心と同じように自分の体も、ありのままに受けとめて、大切にしていこうと改めて思いました。
(つづく)
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