セルフ・カウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業や個人を対象にコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。
【活動報告_2023年10月7日実施】
子どもの気持ちがわかるコミュニケーションをテーマに講演をいたしました。
東京都立武蔵村山市第七小学校の土曜参観・道徳授業地区公開講座にて、子どもの気持ちがわかるコミュニケーションをテーマに講演いたしましたので様子をご報告いたします。
ーーー【主催者の想い】ーーーーーーー
本講座を開催しようと考えたのはなぜですか?
東京都立武蔵村山市第七小学校 副校長 平木なおみ先生
子どもに気持ちを聞いても「何もない」と言ったり、しゃべらなかったり「子どもの気持ちが見えにくい」と悩まれる保護者の方からのお声が本講座を開催するきっかけでしたが、これは保護者だけに限らず、教職員としても向き合いたい課題でした。
子どもの本音がどこにあるのか、子どもの気持ちを受けとめるとはどういうことなのかを、子どもを取り巻くすべての人々に向き合っていただけるように公開講座での講演を依頼しました。
ーーー【講座の様子】ーーーーーー
講座の中では「子どもが本音を話したくなる条件」についていくつかお話しさせていただきました。
特に重要な条件は、日常の保護者との会話から、何を話しても保護者から丸ごと受けとめてもらえるという安心感が、子どもの中にあることです。この安心感から、子どもはどのようなことも保護者に話したくなります。
子どもを丸ごと受けとめるというと、なんでも子どもの言う通りにすること、子どもを誉めることと誤解されることがありますがそうではありません。
丸ごと受けとめるというのは、子どもには“子どもの気持ちが存在している”ことを、そのまま認めることです。
NPOが提唱している、伝え方のコツと順序の3か条である「受けとめる」「伝える」「提案する」の「受けとめる」に相当します。
保護者の方に自分の気持ちをそのまま「●●という気持ちなんだね」と受けとめてもらうことで、子どもも自分で自分の気持ちを受けとめることができるようになり、自己信頼感を育んでいくこともできます。
子どもの気持ちを受けとめず、自分の欲求ばかりを一方的に子どもに押し付け、子どもを大いに泣かせてしまったという講師自身の失敗談や、言い争いになった時、一言受けとめの言葉が入ると、気持ちが落ち着くというロールプレイも入れて「受けとめる」ことの大切さをお伝えしました。
ーーー【主催者の感想】ーーーーーーー
本講座を開催してみてどのように感じられましたか?
保護者の方が普段抱えている悩みである「子どもの気持ちが見えにくい」ということに対して、具体事例を交えての話は分かりやすく、私ども教職員も含め、保護者のためになったと満足しています。
参加された保護者の中には、ご両親で参加された方も見受けられ、一生懸命に、興味深く聞いておられる様子が印象的でした。
子どもとのコミュニケーションは、多くの方の関心事であると再認識いたしました。
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講師より
教育現場に限らず、親子のコミュニケーションについては、多くのご相談をいただきます。人とコミュニケーションをする上で正解はありませんが、コツのようなものを一緒にトレーニングすることは可能です。今、企業研修で注目されている「セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニング」は、たった1日でコミュニケーション力のアップを実感することができます。教育に携わる方や子どもと接する方にも是非体験いただき、お互いを尊重するために「相手の気持ちを受けとめる」・「自分の気持ちを受けとめる」方法を体得いただけることを願っています。
登壇講師(協会専任講師) : 櫻井 真理
セルフ・カウンセリングの講師として、首都圏カルチャーセンター、教育委員会、各自治体主催講座を担当。企業での研修、教育委現場での講演会などで活躍。
ーーー≪ 講 座 詳 細 ≫ーーーーーー
日時:2023年10月7日(土)11:10~11:55
場所:東京都立武蔵村山市第七小学校
内容:子どもの気持ちがわかるコミュニケーション
土曜参観・道徳授業地区公開講座
講師:櫻井真理 (NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会専任講師)
サポート:中島晃世 (セルフ・カウンセリング🄬教室ワンズハート 所属)
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教育現場でのコミュニケーションについて、お困りごとや関心をお寄せいただきましたら、こちらへご連絡ください。
また、研修の実施についてもご検討いただく際は、費用のご相談も含めてご対応させていただきますので、お気軽にお問合せください。
NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会 事務局
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担当:宮澤 / 山下