セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。
11月のブログは生江規子先生の「コンプライアンス研修に参加して、学んだこと・気づいたこと」をお送りします。
私は言葉に気をつけてきたつもり
2022年4月から2023年6月までの間、NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会の企画による「コンプライアンス研修」が5回にわたって開かれました。私はこの研修に参加して、今の時代に即した考え方に触れるとともに、今までとは違う視点から自分を振り返ることができました。
その時のノートや資料を読み返しながら、気づいたことや思い出したことなどを書いていきたいと思います。
それまでの私は、コンプライアンスというのは職場で仕事を進めていく上での守るべきこと~労働基準法や守秘義務など~を指していると単純に考えていました。
けれども研修前に調べてみると、職場のことに限らず私たちが社会生活を送る上でのルールや良識なども含まれていることが分かりました。
その中には“差別の意識や差別的な言葉の表現”なども含まれていることを知りました。
<今まで私が常識と思っていたことや、使っていた言葉も通用しなくなったということなの?>と疑問や不安が湧いてきました。
そのような折に、ミサ先生から「この研修は“言葉”と大切な関わりをもつ私たちにとって必要な学びになります」と伺いました。
今コンプライアンスについて学ぶことが、セルフ・カウンセリングを伝えていく中での言葉のやり取りや、添削コメントを書く上で必要な学びになるのだと思うと、前向きな気持ちも生まれてきました。
私自身は、これまでに相手を傷つけたり、差別をするような表現はしないように気を付けてきたという、いささかの自信がありました。けれどもコンプライアンスについての認識不足に気づいたことで、その自信もあやしくなりました。
意識せずに相手を傷つけたり、不快にさせたり、差別的な言葉を使っていたかもしれないと、また不安になりました。
その一方で、この機会に社会の情勢や変化にうとくなっている自分を自覚して、ちゃんと向き合っていこうと気持ちが引き締まるのも感じていました。
つづく
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東 由紀子 (水曜日, 15 11月 2023 11:05)
コメントを読ましていただき同感です。児童英語講師の指導の中でさまざまな生徒を指導してきました。大変になっていたのは多動性のある子供です。いつも言葉には気をつけてきました。納得です。
関香澄 (水曜日, 15 11月 2023 14:56)
コンプライアンス
?と言う感じです。
考えようとしても、
考えているつもりかもと思い、
自信はありません。
でも、知ることができて嬉しいですね。
生江規子 (水曜日, 15 11月 2023 15:55)
東由紀子 様
コメントありがとうございます。
日ごろから、お子さんたちや保護者のかたたちとの関わりの中で、「言葉」に気を配られていることでしょう。
私にとってこの研修を受けることは、ふだん何気なく口にしている言葉を〈もしかすると…?〉と改めて見つめてみる良い機会になりました。
このあともご意見をいただければ嬉しく思います。
生江規子 (水曜日, 15 11月 2023 16:14)
関香澄 様
コメントありがとうございます。
研修に参加する前の私の頭の中は、??マークがたくさんありました。けれども研修でさまざまなお話を聴いて、次第に"納得"の!!マークが増えてきたのは嬉しい変化でした。
日常での考え方や会話につながる大事な気づきが得られたなぁ、と感じています。
このあともお読みいただければ、と思います。