多種多様な人々と共に生きる(1)

諏訪湖の夏雲
諏訪湖の夏雲

セルフカウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業研修としてコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。このコラムでは、セルフ・カウンセリングにまつわる様々な情報をお伝えしています。

 

第1回 多種多様な人々と共に生きる

                       ―オリンピック開会式をTV観戦して         吉田みどり(協会認定講師)

 

 

❝PARIS 2024―オリンピック❞ が、パリで開催されました。

私は、録画でしたが開会式を興味深く観ました。

翌日から、世界中の各分野から、開会時期に対する賛否両論の反応が様々ありました。

 

開会式から発信されたテーマも、それに対する反応の数々も、今後の私たちに考える論点が課題として一杯差し出されたと感じました。

 

さて私は、この開会式の全体に、肯定的感想を持ち、<あっぱれー!>と思いました。

それは、「多種多様な人々と共に生きること」というテーマを一貫して打ち出していたこと、そして、それをアートとして、視覚に訴えるメッセージとして、分かりやすく表現する工夫をこらしていることが、伝わってきて、実に面白いなあと感じたからです。

 

やすまろ先生は「自由・平等・博愛の中でも、まずは、平等が先だよ‥」と言っておられたことを思い出しました。

平等は、みんなが同じになることを目指すのではなく、違ったままの存在を認め合おうとする心のはたらきとして、先にあるのだなあと思いました。

 

開会式から、人の違いを認め合いながら、多種多様な人々と共に生きる社会とはこんなイメージですよ、平等な世界を想像してみて、と呼びかけられた気がしました。

 

私は<自由と愛と芸術を大切にするフランスらしさ満載だった!!>と思いました。

 

(つづく)