セルフ・カウンセリング®という心理学(自己発見心理学)に基づいて、企業や個人を対象にコミュニケーショントレーニングを行ったり、コミュニケーショントレーナーの資格取得のためのセミナーを企画運営しているNPOです。
【活動報告_2024年08月3日実施】
コミュニケーション・レッスンにようこそ!
~ボランティアスタッフのみなさまに向けた研修として~
社会福祉法人府中市社会福祉協議会の在宅福祉助け合い事業で、ボランティアスタッフのレベルアップ研修としてセルフ・カウンセリング🄬によるコミュニケーション・レッスンを実施いたしましたのでご報告いたします。
本研修は、府中市社会福祉協議会の在宅福祉助け合い事業で活動されているボランティアスタッフのみなさまへ定期的にご提供しているスキルアップ研修の一環で実施されました。
同じ地域に住む依頼者の元へ駆けつけ、困りごと解決をするボランティアスタッフのみなさまに今後も安心して活動を継続いただけるように、コミュニケーションのレッスンを一緒に学び、お役立ていただきたいと地域活動推進課まちづくり推進係の間橋様よりご挨拶いただきスタートです。
府中市社会福祉協議会 地域活動推進課 まちづくり推進係 間橋 陽子氏
ーーー【研修の様子】ーーーーーー
本研修は困りごとの支援だけでなく、依頼者のお気持ちも察する支援活動をされている皆さまだからこそ、ご自分の気持ちもにも気づき、大切にしてほしいという願いを込めた研修でした。
対人援助をする方に多くみられるのが、「ご自身の気持」を忘れがちだということ。
困っている方が目の前にいて助けを求めている状況だと、ついつい自分の予定を都合付けてでも支援をしてしまったり、求めていないことまで手出しをしてしまったりと、冷静さを欠いていたかもしれない・・・ということがあると思います。
その時、依頼者はなんと言ったのか、私は何と思ったのか。私は何と返事をしたのか。
ある場面のやり取りを例に挙げて、講師と一緒に丁寧に分解していきます。
研修の様子 講師:生江 規子 (協会専任講師)
この研修はワークをしながら進めていきます。
こんなケースはどうでしょうか?こんな会話からあなたはどんなことを思いますか?
と講師の問いに、参加者のみなさんは手元のワークシートにそれぞれの気持ちを書いて行き、グループで発表し合います。
すると、ひとそれぞれ思ったことの違いに気づき、多様なあり方を受けとめることができるようになります。
この気づきが、自分の気持ちを大切にし、相手の気持ちも大切にする第一歩になることを体験いただきました。
ワークに取り組む様子
最後に講師がヘルパーとして実際に活動していた時の出来事もお伝えし、支援にかかわるすべての人、それぞれに感情があり、願いがあるということを、実践者のみなさまと再確認しました。
みなさまと「感情」「気持ち」について考える時間をご一緒できたことで、みなさまの暖かい心に触れることができたよう感じました。
素敵な時間をありがとうございました。
ーーー【参加者の感想】・アンケートより抜粋ーーーーーーー
・白紙に線を引いてフォーマットを!是非実践してみたいです。
「受けとめ・肯定」の大切さは今までもわかっているつもりでしたが、今回のお話を聞き
より深く認識すべきと思いました。
・自分のイライラをこんな形で落ち着かせることができるとは思わなかった。
・自分の気持ちを大切にした上で相手と関わっていくのが仕事にも活かせそうだと思った
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講師より
皆さん熱心に、そして和やかな雰囲気で課題に取り組まれていました。
日ごろのボランティア活動を通して、相手の気持ちに寄り添うことを大切になさっているご様子が伝わってきました。それだけに、"まず自分の気持ちを表現してみましょう"という取り組みに戸惑われたかもしれません。
けれども、心のセリフを表現して読み合うことで、人それぞれの思いに違いもあることを実感していただけたと思います。また、他のかたの心のセリフに共感なさる点も多くあったようで、そのような時はホッとされたご様子でうなずかれていました。
どのような思いであっても、ご自分の思いを大事にしていただきたい、と思いました。
そしてご自分の気持ちも相手の気持ちも、どちらも大切に受けとめながら、充実した活動を続けて行って下さるよう願っています。
ーーー≪ 研 修 詳 細 ≫ーーーーーー
日時:2024年08月03日(金)10:00~11:30
場所:社会福祉法人府中市社会福祉協議会
内容: 社会福祉法人府中市社会福祉協議会 在宅福祉助け合い事業
レベルアップ研修 ~コミュニケーション・レッスンへようこそ~
講師:生江 規子 (協会専任講師)
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地域活動や対人援助でのコミュニケーションに関心をお寄せいただきましたら、こちらへご連絡ください。
研修の実施時の費用につきましては、ご負担の少ない様に、ご相談も含めてご対応させていただきますので、お気軽にお問合せください。
NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会 事務局
メール:self-c@jt7.so-net.ne.jp
TEL: 044-955-3226 / FAX: 044-954-3516
担当:宮澤 / 和泉
コメントをお書きください
東 由紀子 (月曜日, 18 11月 2024 12:50)
このような研修をされていることを嬉しく思います。
ボランティア活動を通して寄り添いながら活動ができること、実践として有料ボランティア活動ができることを願っています。
生江規子 (月曜日, 18 11月 2024 21:18)
東 由紀子 様
コメントありがとうございます。
今回の講座を通して、セルフ・カウンセリングによるコミュニケーショントレーニングが、さまざまなボランティア活動の場に活かされるであろうことを強く感じました。
実際に活動なさっているかたがたが、より豊かな気持ちで取り組んでいって下さると良いですね。