セルフ・カウンセリング®は、専用のフォーマットに沿って記述をしていくカウンセリング方法です。
そのことにより、自分がどのように現実をとらえ、何を願い、どのような価値観(既成概念)を抱いているか理解していきます。
自分の気持ちの理解が深まると自分の思い込み(既成概念)から自由になります。そのうえで、相手の気持ちを推察して、他者とのよりよい交流を可能にします。
フォーマットの書き方にそって記述してみると、まず、自分の既成概念に気づき、相手と自分のかかわりがリアルに見えてきます。
そこから自分の気持ちの理解が深まります。
セルフ・カウンセリング®は、大学では教育学及び心理学の講義として選択されていたほか、教育委員会主催研修、幼稚園、小中高等学校、看護師研修、企業内研修、昭和女子大学オープンカレッジ、朝日カルチャーセンターなどの大手カルチャーセンターや、NHK学園などの大手通信教育講座として、述べ10万人以上が学び、多岐にわたる分野で成果をあげてきました。
現在、東京学芸大学教職大学院と生涯学習セルフ・カウンセリング学会は2008年秋より共同研究を行っています。
「セルフ・カウンセリング®」(自己発見学習法)による教員の授業力向上をテーマとして研究を続け、教師研修や授業の実践報告、教材開発も行っています。セルフ・カウンセリングの名称、理論、方法は商標登録されています。
50年前、心理学者 渡辺康麿氏(玉川大学、立正大学教授歴任、前昭和女子大講師)によってセルフ・カウンセリング®の理論(全自己形成学)と方法は創案されました。渡辺氏は、すべての人が自己理解を通して自分をかけがえがない存在と受けとめ、よりよい人生を過ごせることを願ってセルフ・カウンセリング®をつくりました。
セルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニング(通称コミトレ)の企業研修や、
トレーナー・アドバイザー資格の取得サポートを行っています。